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友達が昨年末、自治体が個人向けに発行した債券を買ったらしいのでうが。そうしたら 、おまけでデジタル体温計をもらったうえに抽選でコンサートのチケットも当たったと言って喜んでいました。
地方自治体が住民向けに発行する債券は、一般にミニ公募債と呼ばれています。地域住民を対象としたものなので、他の地域の人は買いたくても買えません。
ミニ公募債は一万円など少額から購入ができ、期間は3−5年が中心です。預貯金より利率が高いことに加えて、コンサートの招待や事業見学などのおまけがつく場合もあります。
ミニ公募債の資金使途は様々です。例えば熊本市は2003年、2007年の築城400年に向けた熊本城の復元整備事業向けに発行しました。広島市は地元球団の本拠地、広島市民球場の建て替え費用を「ミ
ニ公募債で調達することも検 討している」 (企画総務局) と言います。
ミニ公募債を発行した自治体は約120にのぼり、東京都の250億円の調達など、大型の資金調達も始まっています。発行の際は、自治体の広報誌やホームページなどで紹介されます。
また数カ月先までの発行予定なら総務省のウェブサイトでも見ることがで
きます。
| ミニ公募債は国債よりも高い利回り!と、そのデメリット |
ミニ公募債は発行時期や自治体により様々です。例えば川崎市の「多摩病院債」の場合、期間は5年で利率は年0.84 %。募集直前に発行された5年物国債の利回りを、0.04%弱上回る水準です。
売れ行きは好調で、設定した募集期間を二日残し、20億円を 完売しました。
ミニ公募債の多摩病院債は1146件の購入がありました。 一万円から購入できますが、一人当たりの平均購入額は170万円程度で、60歳−70歳代が購入者の約6割を占めていました。
ほとんどの場合、ミニ公募債は、同じ期の国債に比べて利率が高いのです。
債券は原則 的に発行元の信用度が高いほど、低い利率で発行できます。 債務不履行になるリスクが相 対的に高いのなら、その分、利率も高くないとおかしいです。
自治体は固よりは信用度が低い分、若干利率が高 くなるわけです。
ただし、債券ですから、 中途売却の場合は元本を割り 込むリスクがあることを知っておきましょう。通常の債券は利率が満期まで一定です。債券が発行された後で世の中の金利が上がれば、利率が低い、その債券は人気が無くなり、価格が下がるのです。
確かに通常の国債の場合も一緒です。しかし 個人向け国債は、一定の条件を満たせば、中途売却でも国がもとの価格で買い取ってく れます。一定の利息は差し引かれますが、元本自体が大き
く値下がりするリスクはあり ません。
通常の国債と比べた場合で も、やはり中途売却はミニ公 募債の方が不利だと思ってい た方がいいでしょう。ミニ公募債は国債より発行規模が小さく、売買しづらいのです。
ミニ公募債は、販売した金融機関などで買い 取ってくれることが多いので すが、必ずしむ有利な価格では買い取ってくれないことも
あるようです。 逆に言えば、余裕資金で買い、満期まで持ちきれ ば、中途売却で損をすること はありません。
実際にミニ公募債を買う投資家のほとんど は、満期まで持つようです。ただ、その場合でも、途中で 世の中の金利が上がった場合は、金利上昇の恩恵を受けることができないというリスク
が残ります。
それが嫌な人は、 金利が上がれば利率も上がる 仕組みの、変動金利型の個人 向け国債を選んだ方がいいか もしれません。
ミニ公募債の06年度の発行額は 3600億円と過去最高にな る見通しです。ただ し01年度からの累計の発行 残高でみても、日本の個人金融資産の0.1%にもなりません。
預貯金より金利が高く、 しかも地元の様々な事業に協力できるという満足感を味わいたい人も多いので、人気は続くかも知れません。
ミニ公募債の資金使途は、確かに限定されていますが、本来なら対象事業に使うはずだった資金を、自治体は別に使えるという見方もできます。
その分、効率の悪い公共事業などが増えてしまえば、お金の出しがいがないというものです。ミニ公募債を買うのなら、対象事業だけでなく、自治体全体の、お金の使い道にも関心を持ちたいものです。
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