更年期障害の症状


更年期障害では,どんな症状が見られるのでしょうか。人によってもさまざまで多岐にわたるため,一概には言えません。そこで,更年期障害ではと病院を受診する方の具体的なお悩みを列挙してみたいと思います。
@暑くもないのに,やたら汗が出る。
Aそのためにのぼせたり,ほてったりする。
B手足が冷える。
C夜,よく眠れない。
D疲労感が常にある。
病院の診察を受けても問題がないのに
E腰痛がある。
F膀胱炎の症状がある。
G外陰部にかゆみや不快感がある。
H動悸がひどい。
I不正出血がある。
これら以外にも,たくさんの症状があります。

医学用語で『不定愁訴』

たくさんの症状があるからとはいえ,全てが一斉に発症するわけではありません。どれが発症し,またどの程度発症するかはまったく人それぞれです。共通して言えることは,あらゆる不快感や自覚症状があるにも関わらず,医学的には特に異常が見られないという点です。

これらの症状は医学用語で『不定愁訴』と言われ,女性ホルモンであるエストロゲンが減ることによって起こる症状,つまり更年期の症状です。

更年期障害の原因とる女性ホルモンは,骨にカルシウムを貯め込む働きがあるとお話ししましたが,では女性ホルモンが減少するとこの働きも衰えてしまうのでは?

更年期障害が引き起こす病気

その通りです。更年期障害は,女性ホルモンの減少にり骨の中のカルシウムの減少という現象も引き起こします。骨密度が低下は,いわゆる骨粗しょう症の原因になります。骨粗しょう症は,更年期以降の年齢になると実に多くなってくる症状で,ちょっとしたことで骨折の原因になるため注意が必要です。

骨折なんて簡単に治ることは間違ないのですが,高齢者の場合,骨折をキッカケに寝たきりになってしまったりするので,軽視は出来ません。

また,女性ホルモンには悪玉コレステロールを減少させ善玉コレステロールを増加させる働きがあるので,女性ホルモンが減るということは,血中の悪玉コレステロールが増えてしまいます。その結果,高脂血症を発端としたさまざまな問題を引き起こしてしまいます。

卵巣の機能の停止によって,女性らしさを失うという危惧よりも,実は,骨粗しょう症や高脂血症のほうが,命に関わることなので,要警戒なのです。

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