ひな人形は,一体誰?
ひな祭りは3月3日ですが,ひな人形はいつ頃から飾るのがよいのでしょうか。
どんなシンプルなひな人形でもこのペアは必ず存在します。多くの人形で構成されている雛飾りでも,一番上に鎮座しているのがこのペアです。高いところに座っているので,一番身分の高い人と想像できます。
このペアは親王と言って,天皇と皇后を示しています。天皇と皇后が一番上に居るということは,下に居る人たちは家来です。
三人官女は宮中に仕える女官を意味しており,随身の人形は右大臣と左大臣を意味しています。歌に登場する五人囃子というのは,お囃子を奏で宮中を華やかに盛り上げるための楽団で,太鼓,大皮,小太鼓,笛,謡の楽人です。
ひな人形の飾り方
ひな人形の飾り方には,理由があるのをご存知でしょうか。ひな人形は宮中の並び方を再現していて,宮中の上位位置である左が一番身分の高い人が座ることになっています。家来たちも同様で,天皇から見て左,つまり人形を見る人から見ると向かって右に座っている人が,同じ高さであってもランクが上の人ということになります。
ひな人形の配列を思い出してください。天皇,皇后では身分の高いのは男性である天皇になりますから,男雛は向かって天皇から見た左側,つまり向かって右側に置かれることになります。
いつも目にするひな人形は男雛が向かって左にあるような気がするけど・・・と思った方は?非常に鋭い指摘です。私たちが普段目にするひな人形は,男雛が向かって左に鎮座しています。なぜでしょうか?
明治時代の文明開化により西洋文化が日本に入り込み,西洋文化では,逆に右側が高いランクであることが流入してきました。大正天皇が即位儀式の際に,西洋式に右側に立ったことにから,以降の天皇は右側に立つようになりました。
この文化がひな人形にも影響を受け,現在では向かって左側に男雛が座っているのです。これはあくまでも西洋式として,伝統を重んじる京都では今でも向かって右に男雛を置く風習が残っています。
ひな祭りには,ひな人形
ひな祭りには,ひな人形が付き物です。簡素なひな祭りをするという家庭でも,ひな人形だけは置いているというところがほとんどです。
