外国債券の賢い買い方は?

外国債券の賢い買い方は?

外国債券とドル建てMMFの比較

 

外国債券では米国債が一般的

外国債券は払い込みや受取が外貨でされる債券をいいます。そもそも債券は国や企業などが資金調達するために発行するのです。

 

外国債券で品揃えが多いのが証券会社です。

 

外国債券の利回りは国や残存期間によって違いますが、円金利に比べれば高めです。為替リスクを考慮しなければかなり有利です。

 

例えば、ドル建てMMFの場合、利回りは4.5%ほどですが、米国債は残存約10年の銘柄で約5%。ユーロ建てMMFが2%強、ドイツ国債が残存約6年で3.7%です。(2006年7月現在)

 

ドル建てMMFは、いったん購入した後も利回りが短期の市場金利に連動するため、先行きの利回りがどうなるかわかりません。これに対して、外国債券は、償還まで持ち続ければ、元本が額面通り戻ってくるので、購入時に利回り(外貨ベース)が確定します。

 

米国債は利上げ局面の終盤になると、米国債利回りはピークをつけ、その後は低下する傾向があります。利上げ効果でインフレ圧力が後退したが背景です。そのときが米国債を買う絶好の機会ともいえます。

 

外国債券(米国債)とドル建てMMFとの違い(6年7月)

 

ドル建てMMF 利回り 4.5%
米国債     利回り 約5%
(残存約10年)

 

ユーロ建てMMF 利回り 2%強
ドイツ国債    利回り 3.7%
(残存6年)

 

外国債券のリスク

外国債券にもリスクがあります

償還前に売却するケースですが、外貨建てに限らず、債券の価格は世の中の金利動向を反映して日々変動します。もし購入後に換金が必要になり、そのときたまたま価格が下がっていれば、損失が出ます。

 

 例えば、7月5日に57.55で買った後、翌日に売ったとします。価格自体が下がった上コストもかかるので、戻ってくるのは、55.75、1日で投資額の3%損が出たことになります。実際には為替手数料(通常、往復で1ドル当り1円)もかかります。価格変動リスクやコストを考えると、短期的に換金する可能性がある場合、外債は投資には向いていません。

 

外国債券を翌日に売却すると3%の損失が出る場合も

 

7月5日 57.55 購入      (額面100に対する%)
7月6日 翌日、売却したとすると売値は56.15になります。

 

それに、コストもかかり、結局、55.75になり、3%の損失になります。

 

外国債券の割引債

 

外国債券の割引債とは、途中の利払いがない代わり、額面より割り引いた価格で購入できる仕組みの債券です。残存期間、つまり運用期間が長いほど、割引幅は大きくなります。

 

償還時には額面で戻ってくるので、購入価格と額面の差が利息に相当するわけです。定期的に利払いがある「利付け債」とは、税制が大きく異なります。

 

償還時に、もし大幅な円高になっていたら、それは損になります。購入時の為替レートを1ドル=115円とし14年後では74円が損益分岐点になります。(利回り5%と想定)

 

外債で運用する投資信託は、年単位で信託報酬が差し引かれるので、外債自体の高利回りは得難いとも言われます。

 

外国債券の割引債で自分年金を作ると

 

外国債券で10年後から5年間、毎年1万ドルの償還金を受け取れるよう残存期間が10年から14年まで異なる5銘柄を購入した場合は

 

          損益分岐点
10年後 a銘柄 1ドル=84円
11年後 b銘柄 1ドル=82円
12年後 c銘柄 1ドル=79円
13年後 d銘柄 1ドル=76円
14年後 e銘柄 1ドル=74円


 

お探しの情報はありましたか?



他の語句でも検索できます。

外国債券の賢い買い方は?関連ページ

為替の読みは?
外貨投資するにしても為替があがるのか下がるのかわからなければ投資ができません。為替といっても相場ですから確実にわかるわけではありません。
為替政策の変化
為替相場を左右する要因として、通過当局者の姿勢や発言も重要です。
有利な外貨商品
外貨投資をするうえで外貨預金、外貨建てMMF、外国為替証拠金取引(FX)とあります。そのメリット・デメリットは?
新興国の株購入
BRICsで運用する投信が増えています。経済成長率が高く人口も増加する新興国は、日本など先進国と比べ、長い目で大きな株価上昇が期待されるのです。
外貨建て個人年金
外貨建て個人年金利回りは購入時に確定しますが、受け取る際は為替相場左右されます。円建て個人年に比べて高いため人気があります。。
特約付き外貨定期預金
特約付き外貨定期預金は、為替相場によって満期金が円で戻ったり、外貨で戻ったりする複雑な預金で、「二重通貨預金」、「仕組み預金」となどとも呼ばれます。
外貨投資の書籍一覧
外貨投資する際に注意しなければいけないことなど、書籍を入手しましょう。

ホーム RSS購読 サイトマップ
金融商品のリスク 株式投資 外貨投資 財務諸表の見方 投資口座開設