外貨投資の為替政策の変化

外貨投資の為替政策の変化

外貨投資の通貨当局者とは?

 

為替相場は通過当局者の見解が重要

 外貨投資で成功のカギを握るのは、為替相場をできる限り正確に予測することです。その相場を左右する要因として、通貨当局者の姿勢や発言も重要です。

 

 通貨当局者とは、為替相場の「監視役」のことです。日本では財務相や事務方の責任者である財務官ら、米国では財務長官などです。

 

 株も為替も相場を動かす基本要因は経済の動きです。株なら、企業業績などミクロ面や景気などマクロ面に目配りする必要があります。為替はミクロ面はそれほど重要ではありませんが、景気や金利などに左右される点は同じです。

 

大きな違いは、為替は当局の政策判断(為替政策)に、かなり左右される点です。政策実現のため、当局は市場介入という手段も持っており、その言動からも目を離せません。

 

為替相場に影響を与える市場介入

 

 市場介入とは、当局が通貨を売買し、相場に影響を与えることです。

 

一般に相場為替が上がりすぎれば、輸出面で景気の足を引っ張り、下がりすぎれば、輸入価格上昇による金利上昇懸念が生まれます。いずれも経済に悪影響を及ぼしかねないので、積極的な介入で、相場を管理している国もあります。

 

日本では為替市場は自由な変動が原則

 

中国の当局は、通貨人民元の日々の相場変動率が一定の範囲内になるようにしています。

 

 日本などは、先進国のため、為替市場は自由な変動が原則ですが、必要に応じて当局が介入することはあります。

 

例えば、円高の悪影響に対処する円売り介入です。自由な市場は、取引量が莫大なこともあって、常に相場を操縦できるわけではありませんが、適当な時期を選んだり、巨額で実施したりすると、効果が出る場合があります。複数の国が協力する強調介入も効果的とされています。

 

 当局者が介入を示唆するだけでも、相場が動くことがあります。実際の介入(実弾介入)と区別して、口先介入と呼びます。

 

為替政策の変化の注意点は・・・

 

■当局者の記者会見などの発言

新聞などが報道。日本の財務相の記者会見内容は、同省のホームページなどにも掲載。
市場参加者が注目しているキーワード(米財務長官の場合は「強いドル」など)をつかっているかどうかなどに注目。

 

■G7財務相会議の共同声明など

日本の財務省のホームページに掲載。前回の会議の声明と比べて、為替相場に関する文言が変化したかに注目。

 

■当局者の人事

新聞などが報道。特に、米財務長官や日本の財務官の交代には注意が必要。

 

外貨投資・為替政策の変化を読み取るコツは?

 

為替相場の市場介入とは

 七カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、日米独英仏イタリア、カナダの財務相や中央銀行首脳らが、年3回集まる会議です。為替相場も議題となり、合意事項に声明にまとめ、介入が実施されることもあります。

 

 為替政策の変化を読み取るコツとしては、新聞などが報じる各国当局者の発言や、G7財務相会議の発言や、G7財務相会議の後に出る声明に関心を払ってください。足元の相場をけん制する内容なら影響が出ます。

 

 意外と重要なのが、当局者の人事です。米財務長官交代は、政策変更につながる例があります。新長官のドル安誘導がないのかあるのか関心を払いましょう。

 

 日本で注目するとすれば、財務官人事です。積極的に実弾介入する人か、口先介入だけにとどめるのか注目です。先日、テレビでスイスの為替介入の話をしていましたが、スイスでは自国通貨が高くなったとき、「無制限に介入する」と発表しました。それにより、為替相場参加者がスイスフランから手を引き、安定したといいます。市場介入はお金がかかるものですが、スイスではこの発言だけでまったくお金はかかりませんでした。

 

 G7メンバーではない国で、特に中国が、影響力を増しています。より、管理職の薄い為替制度にいつ行こうするかが重要です。そうれば人民元相場上昇につながれば、米国の赤字削減も期待できますので、円などに対するドル安誘導の必要性は低下しそうです。これは、円相場にも影響が出る話なので、中国当局者の言動は要注意です。

 


 

お探しの情報はありましたか?



他の語句でも検索できます。

外貨投資の為替政策の変化関連ページ

為替の読みは?
外貨投資するにしても為替があがるのか下がるのかわからなければ投資ができません。為替といっても相場ですから確実にわかるわけではありません。
有利な外貨商品
外貨投資をするうえで外貨預金、外貨建てMMF、外国為替証拠金取引(FX)とあります。そのメリット・デメリットは?
外国債券の買い方
外国債券の利回りは国や残存期間によって違いますが、円金利に比べれば高めです。為替リスクを考慮しなければかなり有利です。
新興国の株購入
BRICsで運用する投信が増えています。経済成長率が高く人口も増加する新興国は、日本など先進国と比べ、長い目で大きな株価上昇が期待されるのです。
外貨建て個人年金
外貨建て個人年金利回りは購入時に確定しますが、受け取る際は為替相場左右されます。円建て個人年に比べて高いため人気があります。。
特約付き外貨定期預金
特約付き外貨定期預金は、為替相場によって満期金が円で戻ったり、外貨で戻ったりする複雑な預金で、「二重通貨預金」、「仕組み預金」となどとも呼ばれます。
外貨投資の書籍一覧
外貨投資する際に注意しなければいけないことなど、書籍を入手しましょう。

ホーム RSS購読 サイトマップ
金融商品のリスク 株式投資 外貨投資 財務諸表の見方 投資口座開設