2つの便秘
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実は,便秘と言っても色々な種類があります。便秘の種類を知ることが解決の糸口になりますから,ここでは便秘の種類についてお話しましょう。
便秘は,大きく分けて急性型便秘と慢性型便秘とがあります。急性型便秘は,急激な環境の変化によって起こるものです。環境が元に戻れば,便秘も解消されるのでそれほど問題ではありません。海外旅行に行ったら便秘になった,というのはまさに急性型便秘です。
ここでは問題なのは,日常的に便秘になってしまう慢性型便秘です。慢性型便秘にも大きく2つの種類があり,常習性便秘と症候性便秘です。
常習性便秘
症候性便秘というのは,何か他に病気を患っていて,それが原因で起こる便秘です。ここで言う日常生活で起こる便秘とは違います。ここでのお話に該当するのは,前者の常習性便秘です。
この常習性便秘には,原因別に3つの種類があります。それぞれ『直腸性便秘』『痙攣性便秘』『弛緩性便秘』と呼ばれています。原因別に分類されていると説明しましたが,この3つの便秘について原因を見てみましょう。
まずは『直腸性便秘』です。便が正常に直腸まで運ばれて“スタンバイ”の状態になっているのに,その事実が大脳にちゃんと伝わっていない状態です。便がスタンバイの状態が大脳に伝わらなければ便意とはならないので,便が出そうになっていることに気づず,便秘状態になってしまいます。
直腸性便秘の特徴は,出てきた便が太くて硬い状態です。
痙攣性便秘と弛緩性便秘
次に『痙攣性便秘』です。疲れや過度のストレスが原因と言われています。ストレスで常に内臓,特に腸が緊張状態から,便秘や下痢が頻発します。
お腹が痛いという感覚はあるのに,便は出ない若しくは少ないというような場合は,この痙攣性便秘を疑ってみるべきだと思います。出てきた便の特徴は,ウサギの糞のような形をしています。
最後に,『弛緩性便秘』です。運動不足や加齢により,腹筋の筋力が弱くなっている女性に多い便秘です。腸の活動能力が弱くなっているので,便を肛門まで運べないため,便意を感じたりお腹が張っているのに出ないという意味で苦痛が伴う便秘です。弛緩性便秘の特徴は,便があまり硬くありません。
便秘とはいえこれだけ細かく分類されるということは,人間の体はそれだけデリケートに出来ているということなんですね。
